シュリ日和

まいにちに生きる

スターチス



ぼーっとしていたら、5月も3日になっていた。


昨日の昼下がりのこと。
昼寝から目覚めたら、サーッという雨の音が聞こえてきて、勢いよく窓を開けたら、もの凄い雨風で、なのに、遠くの空は晴れていて、一瞬、自分がどこにいるのかわからない感覚に陥り、『ノアの方舟だ!方舟だ!』と、誰に聞かせるでもなく声に出しひとりはしゃいだ。
台風や嵐や雷は、子どもの頃から大好きなのだ。


暖かくなってきたので、冬の間に怠けた身体に喝を入れるべく、美顔ヨガなるものを日々に取り入れたはいいが、耳と首とデコルテと胸と腕と腹(ほぼ全身)に大量の湿疹ができてしまった。ハッキリとした原因は不明だが、昨晩夏にも同じような症状が出たこともあり、あの時と今の状況から考えて、脱皮なのではないか?と考えている。痒くないので助かっているが、見た目的にあまりいい感じはしない。
えーん。悲しい。早く治って欲しい。


気持ちが不安定である。


理由はあるような、ないような、曖昧なカンジ。心の奥深くでは、なんの問題もないことはわかっていながら、過去の痛みが不意に襲う。過ぎたことは既に幻想となっていることを理解しているはずなのに、ハッピーでルンルンに変換できない時はある。ずーっとハッピーであり続けることはこれから先も選ばないような気もする。ずーっと良い状態を保てないからこそ、自然と良い状態の時の喜びは深まるから、ないものねだりはしない。
良い波動を保つことや、高い周波数に合わせることは推奨されているが、常に常にポジティブシンキングの人の笑顔はなんとなく嘘っぽさがあって、苦しい。どうしたって笑えない時がある。だから、誰とも会わないことを選ぶ時もある。人の前では笑っていたい。心配はされたくない。自分でもわからないことを誰かにわかってもらおうとできない。それでも、求める心がある。矛盾しかない。それが人間だとも思う。


まとめると、今に集中できない今だということ。そんな状態にありながらも、なんとなくだけど、『これからついにみんなの夢が現実に叶い出すんだなぁ〜』などと、ふわっふわの奇跡を信じて疑わない気持ちにパッと切り替わったりする瞬間があったりして、ほんと、昨日の空模様のような心模様に振り回されている。

悪い気分でもない。全部そのまま受け入れる。

目の前のテーブルには、スーパーで100円で買ってきたスターチスが咲いている。
あしたの天秤座占い
''愛と許しと絆の深みについて''だって。

多分、あしたにはもうここにはいられない。
だから今はこのままここに。


せめてこんな日は優しい夢が見れますよーに





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青い屋根の小さなお家