シュリ日和

まいにちに生きる

ぱん屋と花の話



梅雨入り直前の日曜日。


ここ最近の日曜日は、朝9時頃に、自宅から歩いて10分程の距離にあるお気に入りのぱん屋さんに行って、焼きたてのぱんを買ってきて、家でブランチを作って食べることを一日のスタートにしている。


お気に入りのぱん屋さんは、店名に研究所とつけるだけあって、ぱんの研究に余念が無い。営業日は週4日で、残りの3日は、ぱんの研究に時間を使っているらしい。(今日お店に来ていたお客さんと店主さんとの会話で知ったw)


このお店の好きなところは、まず、味が美味しいこと。種類が豊富で安いこと。店員さんがいい意味でふつうなところ。そして、近所のこどもからのお手紙(パン屋さんいつもおいしいぱんをありがとう!的な…)を店内にいくつも飾ってるところだ。このお店からは、お客さんを想う気持ちが伝わってくる。

自宅とそのお店との間にもう一軒、別のぱん屋さんがあるのだが、そっちは、店頭に『インスタフォロワー4000名様突破しました♡』とかでかでかと看板を出していて、その時点でイケすかない。インスタ受けしそうな見た目重視の、インスタに影響されそうな人なら買いそうな挑発的な値段設定のその店のパンは、一度買ったことがあるが、まったく心に響かない味だった。お店の人の印象も記憶に無い。


雲泥の差である。


わたしにとっては、お気に入りのぱん屋さんは雲で、インスタの方は泥になるが、他の人にとっては、逆になる事もあるのだろう。どちらがいいも悪いもない。

大事なことは、わたしは研究所のぱん屋さんが好きだという事実

インスタの方の店が、そういう店だからこそ、お気に入りの店の良さが際立つ。比べることで特徴がはっきりする。だから、そういった意味では、インスタの店の存在にも感謝できる。これは、心の安定にひじょーに重要となる、平和的解決策である。この策は、ほかのことにも適用できる。


ブランチを作って食べ終えたら、午後からは、歩いて30分程の距離にあるスーパーにお花を買いに行く。この店の花の安さは別格で、近くの花屋さんには申し訳ないが、30分(往復1時間)かけてでも行く価値がある。

ミニバラやカーネーションの花束が200円とか、向日葵2輪で180円とか、少し日が経ったガーベラ4輪で100円の時もあったりする。もう感動のレベル。お洒落な花屋さんの花も店先で眺めるのは好きだが、買うにはハードルが高い時もあり、やはり日常にちょっとした潤いが欲しい時には、このスーパーのお花が丁度いい。

この、''丁度いい''という感覚はとても大切な気がしている。普段の自分の身の丈に合ったもの。


とびきり美しい特別な花束は自分では買わない。人生において大事な時にだけ貰えたらいい。そんな風に想う。


滞っていたシュピリチュアル文献のまとめも、6月に入り徐々にまた進み出している。

一日一歩だけでも、欠かさず踏み出す程度の努力はしていきたいと思っている。






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二対の捩花