シュリ日和

まいにちに生きる

軌道修正




この一週間あまり、エネルギーが停滞していた。理由はわからない。とにかくやる氣が起こらず、何の生産性も感じられない自分自身を、静観していた。不安や焦りは特に起きず、現実において変えたいところばかりに目がいってしまっていた。過去において、似たような経験がある。その時は、ぐるぐる思考といって、目に見えている変えたい現実(幻想、虚像)にフォーカスし、エネルギーを使ってしまっていることで、望み(変えたい)とは真逆の、変わらないを強化してしまうことを学んだ。望まない現実に目を向けるということは、望まないものを引き寄せることに繋がる。いま自分の目の前にある現実とは、過去の自分の思考が引き寄せた結果だ。過去の自分は幻想の世界を生きていて、その幻想の自分の思考は幻想であったが故に、望まない現実が目の前に現れたということ。わたしはそこをもう理解しているので、いまの現実に目を向けることに意味が無いことはよくわかっている。それでも、自分の軌道からズレている時には、目に見えるものに囚われてしまう。だから、そんな時は自分から少し離れて自分を静観する。ただ眺める。そうすることで、また新たな流れがくる。自然とやる氣が湧いてきた時に、やりたいことをやったりすることで、中も外も動きが起きる。軌道からズレている時に無理矢理なんとかしようとすることが、先日の話に繋がるが、違うことをしてしまうことになるのだと思う。


正直言って、わたしはまだこのことを掴んでから日が浅い。つまり、慣れていない。慣れていないから、''生産性がない自分''などという発想が出てくる。でも、本来皆がそういう大きな流れの中で生きているのだとしたら、わたしに力がない時は、誰かに力があって、ちゃんと全体のバランスがとれているのだろう。この地球はわたしひとりで成り立っている訳じゃない。一人一人の小さなパーツが、その時々で、絶妙なバランスで淡い色になったり、濃い色になったりして、まるでオーロラのように複雑に美しい模様を織り成しているのだと思う。そんな風に想像してみることで、自然の一部として存在している自分のことを、卑下することも、誇張してしまうこともなく、受け容れることができる。


調子が上がらない時も、ずっと寝ていたいわけではないので(寝ていたい時は寝るけど)そんないまの自分にでもできることをやる。例えば、掃除とか、料理とか、洗濯とか、結局暮らしに関することはやる。昨日は、氣分を変えるために身体を動かした。ここは基本に忠実に、ラジオ体操をやる。こういう時に無理してヨガやコアリズムなんかに手を出さない。あくまでも、簡単に楽にできること。それだけでも、少しは流れが変わった。すると、今朝は頭痛からの起床で、まだダメか、、と、ガクンと来たものの、お助けに出会った。大きな神様の名前を見たことで涙が勝手に流れてくる。大丈夫。不思議な自信が湧いてくる。わたしらしさが甦る。

その瞬間、軌道が修正されたのだ。

一瞬のこと。

これを奇跡というのかも知れないけれど、自分には奇跡が似合うと思った。大袈裟でもなんでもなく、当たり前にそう思えた。


急に寒さがグッと増したことで、身体が萎縮していたけど、心のエネルギーが回復したことで、すこしだけ体温が上がった氣がした。


そんな今のわたしから、わたしの人生が大きく動き出すちょっと前に来た大切なメッセージをあなたへ贈ります。


奇跡はあっさり起きていい!

わたしは人生に最高のものを期待し、受け取るに値する人間です。自分に高い価値を見出します!






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大木に育つまでの時間を想う