シュリ日和

まいにちに生きる

事故ってもハッピー

 

 

今日、仕事に行くのにチャリを使った。

出がけにアマゾンに住むシピボ族のシャーマンのおばあちゃんが歌ってるとんでもない覚醒ソングを聴いてしまったがために、ヤバい!ヤバい!これは事故るかも…!(意識がうえに行っちゃうから)と思い、安全運転を心がけて現場へと向かった。料理をしている最中も、何度も集中!集中!と自分に言い聞かせていたので、なんとか無事に終えることができ、安心して帰宅の途についたのだが、安心していたからか、アーとかウーの発音で歌いながらチャリを漕いでいたところ、左手に気になるカフェを見つけてしまい横目に見ながら漕いでいたら、ガードレールに正面から激突して飛んだ。本当に鮮やかに飛んだため、激突した衝撃もさることながら、地面に落ちた時に右手首を強打し、左肘は派手に擦りむいた。けれど、不幸中の幸いだったのは、顔や身体の大事な部位は無傷だったこと。アスファルトに仰向けに倒れてすぐには起き上がれなかったけど、携帯なんかも割れなかったし、総合的にはかなりツイてた。たまたま近くにいた警官2人に瞬間を目撃されていたため、走って駆けよられ、気持ちが落ち着くまでアスファルトに倒れていたかったのに、状況の恥ずかしさが勝り、慌てて起き上がって「大丈夫です。大丈夫です。」と、対応する羽目に。「ちょうど僕ら見てたんで、、」って言われたのが恥ずかしすぎた。

とにかく早くどっか行って欲しかったので、正直大丈夫かまだわからない状態で、大丈夫と言い張った。しばらく力が入らない手首が心配だったけど、事故から5時間あまり。どんどん良くなってきている。自分の回復力に驚いている。

しかし、事故るかも…って直感があったからあんなに用心してたのに、まさかほんとに事故るなんて。。

でも、今の私は超ウルトラスーパー前向き思考のため、これは、憑きものが落ちて運気が上がる兆候かもしれない!なんて前向きにとらえている。自分がそう感じているのだからきっとそうなのだ。


月曜日のアートオブボイスのワークショップは素晴らしかった。こんなにも参加してよかったと思うワークショップは初めてのことだった。

すみれ先生(名前がいい!)の人柄が最高だった。阿佐ヶ谷姉妹のお姉さん(江里子さん)に似た雰囲気の優しい笑顔と少女のような明るく高い声が魅力的で、ワークの運び方も私好みで、私が場をつくるなら参考にしたい要素が盛りだくさんだった。

内容は、最初にスタジオのなかで参加者10名ほどが輪のようなカタチに散って、各々の場所で胡座をかいて阿の発生を21分間続けた。インドの不思議な楽器ハルモニウムを先生が弾いてくれて、その音色とひとりひとりの声が重なり広がっていく。21分に意味があるらしい。体感としては、声のバイブレーションが身体と心の一体感を生み、特に説明されなかったけど、チャクラも整った気がした。

その準備体操が終わり、次に、大きな白い画用紙に好きな画材で絵を描くというお題に。私はパステルで自画像(オーラのような)を描いた。10人それぞれ個性が出ていて人のを見るのも面白かった。ただ、このお題はある程度自我から解放されてる人じゃないと頭で考えてしまってむずかしく感じてしまうだろうな…と思った。何故なら私がまだ自我に雁字搦めの頃(と言っても5年ほど前)裏原のおしゃれなスタジオで開催されたコンテンポラリーダンスの先生のワークショップに場違いすぎる民代表で参加してしまったがために、4時間という長時間めっちゃしんどい楽しさを味わった経験があるから。今思い返すと、あの時私が「すごい!」と感動した人たちも自我から解放されてたってだけで、自分と大して変わらなかったんだなぁ〜なんて思ったりして。

絵のお題もさることながら、次のお題が難関だった。なんと、自分の描いた絵からエネルギーを感じて自分のメディスンメロディー(音の薬)をつくるというものだった。さらに、ほかの人たちは歌う人のメロディーにあわせて、声を出したり、パーカッションの役割のマラカスを振ったりしながら、共鳴を起こして音の渦をつくりだすという。

最初、『…え?即興で歌をつくるってこと?』と震えたが、すみれ先生のワークショップ常連組の揃ってグレーヘアのお姉様方が最初に数名お手本のようにやって見せてくださり、先生がまわりの人たちがどんな風にメロディーに広がりを持たせていくのかをやって見せてくれたので、ちょっと要領がわかり、ほっとしながらもドキドキで自分の番を待った。

すみれ先生のいいところは、超さりげなく参加者全員に有無も言わせずやらせるところだ。江里子さんのようなあの微笑みと共に、さあ!やってみましょう!と言わんばかりにやらせる。私はそのやり方が好きだった。全員がやることに意味があると思うから。しかも、このメディスンメロディーは凄かった。まるでどこかの先住民の村に飛び込んだかのようだった。

音(声)だけでコミュニケーションが十分とれるということを肌で体感できたことが嬉しかった。

そして私からもメディスンメロディーが生まれた。なぜか絶対にまわりのみんなが受け入れてくれるという信頼感があった。だから、私のメロディーに合わせてみんながメロディーを膨らませていってくれている音色を聴きながら、どんどん音(声)が溢れ出した。とてもいい薬ができた。

すみれ先生が最後に言った「人を癒そうと思ったらその人の音を聴く。その人を聴くことによって、自然と癒しは起きるんです。」みたいな話が超よかった。

これって、正にレムリアから私に届いたあのメッセージじゃないか!

 

奏でなさい。あなたの音で。

ひとりひとりの音を聴きなさい。

オーケストラをつくるのです。

 

やっぱり私はこれもやるんだな。やりたいんだな。オーケストラをつくりたいんだな。

 

答えはもちろん、YES!!!

 

 

 

2024.5.20   自画像