店長の影響で、''俺の家の話''にハマり出している。
テレビ視聴アプリで毎週のテレビ放映日である金曜日の翌日以降、翌週の放映直前まで視聴できる。
自分にとって有益なものだけピックアップできることは、マジでありがたい。このアプリ作ってくれた人たちありがとう!
しかも、6話の内容がわたし的にタイムリーでほろっとくる。
『ありがとう』が素直に言えない、伝えたい相手に伝えられない経験は、多くの人にあるのではないだろうか?
家族のように距離が近い相手ほど、ほんとうは素直になりたいのに、なれない気持ちを隠すように、裏腹な態度や言葉で傷つけてしまうようなこと。
ほんとうは、そんなこと言いたかったわけじゃないのに、口をついて出た言葉は、優しさからはほど遠い、拗ねた心の反映そのものだったりする。
わたしもかつてそうだったから、尚よくわかる。
わたしがまだ素直に人に『ありがとう』を伝えられなかった時、どうして言えないのかを、自分で自覚はできていた。人からも指摘してもらえたし、気づけてはいた。
それでも、無理だって、絶対言えない、言いたくないと、なかなか変わることができなかった。そして、その変われなかった間は、とても苦しくて、行き場のない思いが自分の胸をいつも突き刺した。押し込めた感情は、時に刃になったり、津波になったりして、自らを痛めつけ、痛めつけられた自分の怒りの矛先は優しい人に向けられたりした。
バックグラウンドは複雑だ。
幼少期の親との関係は大きいと思うが、問題はもっとずっと奥にまで遡り、本質を理解しないと、安易に誰かのせいにしてしまいかねない。そしてそれでは問題は根本的には解決しない。
わたしがどうやってこの問題を乗り越えていったかと言うと、まず、自分がどんな自分になりたいか?を決めることから始めた。
わたしは素直にありがとうが言えるようになりたい!
この心の声を大事にするため、意志力というものを鍛えた。
ありがとうを言うチャンスの場面で、照れや、恥ずかしさや、慣れ親しんだひねくれ反応が湧いてきた時に、自分で決めたあの意志を思い出した。
そして、わたしはいま、ありがとうを言いたい!ありがとうを言いたい!と、本心では望んでいることを確認し、ほんとーに、ちょっとずつ小出しでも、言うように心がけた。
千里の道も一歩からだ。
その一歩を勇気を振り絞って踏み出さない限り、道は切り拓けない。自分の望みを叶えられない。この一歩が自分を変える。しかも、それは自分の足で踏み出した一歩だから、確かな自信につながる。
一歩、二歩、三歩と歩みを進めるうちに、最初の一歩より、だんだんと軽く次の一歩が踏み出せるようになった。そして、いつの間にか、自然に気持ちを表現できるようになっていた。
まあ、この話はあくまでも『ありがとう』だけの話。
わたしはまだ他に、素直に言いたいのに言えない気持ちというものを沢山胸に抱え込んでいる。成功例に習って、少しずつでも変わっていきたい。
わたしはどんな気持ちも素直に表現できる(言える)ようになりたい!
素直になること。
これだけで世界を変えるパワーがある。
シンプルだが手強い。
だけど、なりたい自分になること(在りたい自分であること)を諦めずに行動しつづければ、きっと成せると信じたい。
一度掴んだ成功体験は、どんなに小さくとも、心と身体に刻まれてるはずだから。
正直言って、できるかできないかは、時間が経たなければわからない。
大事なことは、こうなりたい!こう在りたい!と思い続けることだと思う。こうなりたい!こう在りたい!と思う自分がいることが、明日も生きていくことへの希望となる。
為しがたいことに挑み続けることが、人生だと思う。
早咲き