シュリ日和

まいにちに生きる

1111




わたしが特に好きな数字は、1・7・9である。

ラッキーナンバーは7。でも、ゾロ目で見て何故かいちばん嬉しいのは、1だ。だから、11月11日はそれだけでもう、とっても氣分がいい。11月という月も、クリスマスに向けて、気候も町も冬めいてくるところが、いいんだよなぁ〜。

年間通していちばん好きなイベントも、クリスマスだ。クリスマスの雰囲気が好き。賛美歌とか、天使とか、賑やかな飾りと灯りが灯るツリーとか、チキンを囲んだご馳走が並ぶ食卓。家族の笑い声が響く温かいしあわせな情景。

そんなこと言うと、さぞかし育った家でのクリスマスの素敵な思い出がありそうに聞こえるかも知れないが、悲しいことに、子ども時代にサンタさんがわたしへとクリスマスプレゼントを届けてくれたことはただの一度もなかった。クリスマスの思い出で記憶にあるのは、ノンタンという子猫の絵本シリーズの中の''ノンタンのクリスマス''を飽きるほど読み込み、最後のページに載っていた、ノンタンクッキーの作り方を一年通して眺めていた小さなわたしの後ろ姿だけである。わたしは、そんな現実的な環境に育った。だから、ある意味、ファンタジーをファンタジーとして、純粋に憧れる気持ちが未だにあるし、いつか本当にサンタさんがトナカイのソリに乗って、クリスマスの前の夜に、わたしの元へと、いちばん欲しいプレゼントを届けに来てくれるのではないか?と、ひとり密かに胸のなかで星に願い続けているのだ。

と、ちょっと先回りして、クリスマスの話題にいってしまった。まだひと月以上も先の話。だけど、千載一遇の今年のこと。もしかしたら、もしかするかもしれない。流行る気持ちを抑えながら、めいっぱい甘い夢を見ようじゃないか。ピノキオのゼペットおじいさんが、星に願いをかけたように。でも、あの話は、最後願いは叶ったけど、そこにはピノキオの心の成長があったんだよな。それなくしては、叶わなかったんだよな。なんだかそういうところもぜんぶ含めて、素敵な夢が見れそうな氣がしてきた。


1111の数字のマジカルパワーに期待を寄せて。





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やりがちなことをやってしまった…