シュリ日和

まいにちに生きる

未来からのメッセージ

 

朝起きたら、恩師からの激励と共に、ちょうど一年前の私からメッセージが届いていた。自分の意思を決めた決意表明、力強いメッセージだった。

 

あれは、2017年の春のこと。

当時働いていた飲食店の仲間が、年末の忘年会のくじ引き大会で見事1等を当て、伊豆のオリエンタルホテルの1泊2日宿泊券をゲットした。彼女はその時彼氏がいなかったことと、他店舗で働く私とならスケジュールを合わせることができたため、秋田から1人上京してきていた彼女(朱里日記に出てくるKM)のお姉ちゃん代わりのような存在だった私が、その旅に同行することとなった。

小田原でレンタカーを借り、桜並木をドライブして、色んなところを周った。一番思い出深いのが、大室山という山に登ったこと。登ったと言っても、実際にはリフトで上がっただけだけど。

昨日、しゅりちゃんの教室(私のYouTubeチャンネル)で、女神の真実という動画を撮った。女神とはなんぞや?をテーマに撮影したのだが、何回も取り直しては、やっぱりこうかも?と、どんどん真実は更新されていき、今朝また違うかも、となったため、改めて取り直そうと思っている。

何故いまこの話をしたかというと、大室山の御神体磐長姫命だということ。

磐長姫は、木花咲耶姫のお姉さんと言われている、日本の女神のひとりだ。木花咲耶姫と共に瓊瓊杵尊に嫁ぐが、容姿が醜いという理由で父である大山祇神の元に帰されたという。

大山祇神は、木花咲耶姫は桜のように美しいが、桜のようにパッと咲き、パッと散る。その命は短命で限りあるもの。磐長姫の容姿は醜いが、その命は岩のように長く栄える。瓊瓊杵尊は、容姿だけに気を取られ、本質を見抜くことができず、磐長姫を大山祇神の元へ帰してしまったことで、人類の寿命ができたなんて言われているらしい。しかも、磐長姫は実は光り輝くまぶしさから見えにくいことが、醜い、と伝わったそうで、実はとても美しい姫だったなんてことも言われている。

大室山は気持ちが良かった。磐長姫の祀られている小さな祠?のような場所が好きだった。山全体が女性的な大きな包み込むようなエネルギーを発していた。しかも、その時期、山の麓では桜が満開だった。

それから、アカオフラワーガーデンで可愛いお花と沢山写真を撮り、熱海近くの来宮神社へとお参りし、私たちは、幸せになろうね♡と誓い合った。


私たちが泊まったオリエンタルホテルは、粋な仕掛けが沢山あり、そのひとつが、''一年後の自分へ葉書を出してみませんか?''というものだった。私は子ども心を失っていないので、小学生がやるタイムカプセルみたいなその企画にめっちゃワクワクして、未来の自分へとメッセージをしたため、ホテルに設置されていたカエルのポストへとその葉書を投函した。

それからちょうど一年後に、自宅へとその葉書はちゃんと送られてきた。

なんて書いてあったかは秘密だ。

だけど驚くことに、そこに書かれていたメッセージは、2018年の春を生きる私へと充てられた内容になっていたのだ。

この時のことを思い返しても、私はこういう不思議を体験したくて生まれてきたのもあるんだろうなぁ〜、と思う。

死ぬほど苦しかった17年の経験が、もの凄い勢いでひっくり返って、穏やかな幸せを感じられる春となった。桜は毎年咲いてくれる。そのことの優しさをいつも忘れずにいよう。

 

女神の真実が今なら伝えられそうな気がする。

 

 

桜も岩も女神