シュリ日和

まいにちに生きる


勤め先の純喫茶の日めくりカレンダーの日付の下には、毎日ひとつ、ことわざが記されている。
わたしは、それを見るのを日々の楽しみとしており、昨年から心に響いたものを抜粋し、メモ帳に書き溜めてきた。

最近、自分が日本に生まれたことの意味を独自に考察しており(以前からですが更に!)元来、日本らしいものに興味関心が深いことから、ことわざというものの習わしを調べてみることにした。

以下ことわざの説明文の抜粋
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ことわざは、ごく短い言語表現だが、その意味は味わい深いものがあり、表現技法は比喩や誇張、反語、掛けことばなど、じつに多様で、聞く者の理性だけではなく感性に訴え、大きな説得力を持っている。また、古くから伝えられてきた口承文芸だが、現代の生活のなかでもしばしば使われ、長い経験にもとづく社会生活の規範や生活の知恵を伝えるほか、状況を把握し、判断をくだす際などに重要な役割をはたし、時には鋭い批評となり、また、コミュニケーションに笑いやユーモアをもたらすこともある。
ことわざは、口承ゆえに学問的には軽くみられがちであったが、過去の庶民生活を知るうえで貴重な資料の宝庫であり、同時に現代に生きる重要な言語文化といってよいだろう。

とのことである。(簡単な説明)
口承文芸とは、口伝えに伝承された文字を用いない文芸とのこと。
ことわざは重要な言語文化らしい。

この文面にもあるように、ことわざは、理性だけでなく感性に訴え、さらに大きな説得力をもっている。納得。
わたしが気に入ったことわざは全て感性に訴えかけてきたし、丹田に力が入るような説得力も併せ持っている。
ということで、ここにも載せてみたい。

武士道
日本再来

これからの時代に大事になってくるキーワードだと考えている。


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千載一遇
(千年に一度しか訪れないめったに無いよい機会)
歳月人を待たず
(年月は人の都合にかかわりなく、刻々と過ぎていき、すこしも留まらない)
人間一人は世の宝
(人の命は尊いものであり大切だということ)
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ
(身を捨ててかかれば、成らぬことはない)
日に三度我が身を省みる
(一日に何度も自分の言動を振り返ってみて、反省すること)
玉磨かざれば器を成さず
(才能や素質に恵まれていても、努力しなければ立派な人間になることはできないという例え)
果報は寝て待て
(良いことは自然にやってくるので、静かに待っているのがいい)
光あるものは光あるものを友とす
(同じ性質の者同士は、自然と寄り集まる)
馬には乗ってみよ、人には添うてみよ
(馬の善し悪しは乗ってみなければわからない。人柄のよしあしは付き合ってみなければわからないことから、何事も自分で直接経験してみよという教え)

出勤した日のみで見ているので、多分見逃した数々の素晴らしいことわざは他にも沢山あると思うが、わたしが目にしたものなので、特別に意味があると思うことにしている。

2021年、最初に目にしたのが、千載一遇であった。
千載一遇の年になるであろうことを念頭に、果報は寝て待ての如く、毎日を生きたいと思う。


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光の道を