シュリ日和

まいにちに生きる

自己知

 

 

調整期間がつづいている。

急に人と関わったことで自分が揺れた。16日の新月から徐々に揺らぎの波が押し寄せて、ここ2.3日は特に不安定な日々を過ごした。私たちの変化は螺旋状に上がっていくから、どんなに揺り戻しのように感じることがあったとしても、そのなかでも着実に変化は起き続けている。

自分の内側を見つめるためには、他者との関わりがやはり欠かせないと思う。相手を通して何かを感じた時、何かに揺れた時、それはもれなく自分の内側にある自分が受け入れ難い何かを見せられた時だ。それが相手のものであることは自分とは関係なく、大事なことは、相手によって見させられた、自分が受け入れたくなかった自分の内面を直視し、さらにはそれを受け入れることができるか?!にある。

自分の思い癖やパターンに対する気づき。最近気づいたのが、私は自分勝手で、寄り添い下手で、無駄を排除しがちで、単刀直入が好きであったということ。

ここから説明。

これがそのままの自分であるとする。この自分を自分がよくないという観念をもっている場合、これと真逆の態度を人に対してとってきた可能性がある。たとえば、自分勝手ではない思いやりのある対応、人の話をよく聴き寄り添う姿勢、無駄と感じることにも付き合い、遠回しに表現する…など。

ありのままの自分は、自己中で、思いやりに欠けていて、相手のペースに寄り添わず、色んな選択肢をもつことなく直感のみで生きるのが素でありながらも、素の自分の言動が元で、過去において傷ついたと感じるような経験や体験をしたことにより、それではいけないと、素の自分を隠したり、違う自分を演じたりするようになり、いつの間にかそっちの方が当たり前で板に付いてしまい、本来の自分を見失うことになってしまったのかもしれない。

ありのままの私を否定する元となったのは、生まれてから知らぬ間に持ってしまった観念や信念だということ。自己中は悪い。思いやりにかけてる人は愛されない。相手に寄り添わないのは悪だ。直感のみなんて思慮が浅い…などなど。

だけど、実際には私たち一人一人の人間に存在価値があるのだとしたら、自己中な人がいるから面白いことが起きたり、過剰な思いやりは相手が何かを学ぶ機会を奪うことになったり、時には寄り添うことが邪魔になることもあるってことだったり、直感が導くものの偉大さを軽視してるだけってことにもなりうる。

つまり、何ら悪くないということ。ありのままの私バンザイになる。

そんな感じで、すべての人がいま自分にある観念や信念に気づき、それを手放し、ありのままの自分でいいんだ、と実感していくことは、自然との調和に繋がる。私たちは、波動の低い地球に生まれ、サバイバルモードのなか生きてきて、生き抜くために沢山の鎧を武装した。そして、その鎧を何故装備したかに気づきながら一枚一枚脱いでいき、最後は裸に戻る。これをやってるんだと思う。

人はみな健気な生き物だ。愛されたかったのだ。愛されてると実感したかったから、ぎゅーって強く抱きしめて欲しかった。

本当は最初から愛されてたし、許されていたけれど、ありのままじゃダメだって思い込んでしまうことがあまりに多すぎたから、頑張って鎧を手に入れるために努力した。何とかして自分を認めてもらおうと奔走し、その結果、見た目の良い鎧は手に入れたが、ありのままからは遠ざかった。そして自分を見失った。

ああ、わかる。本当によくわかる。実体験(気づき)からしか学び得ないものがある。

そして、鎧は脱いでも経験から得たものは何一つ失われない。寧ろ、その経験があったからこそ得ることが出来た色んな種類のアイテムをその時々に応じて使うことさえできるようになった。傷と共にではありながら、内側では確実にパワーアップしている。ボディは常にブローを食らいながらだから、パワーアップしてるなんて実感や自信など持てないのだけど、自分が生きたすべてのことは、自分の血肉となっている。それは長い時間が経ち、いつか振り返ったた時にだけわかることなんだと思う。そんな人間界のジャーニーを経て、ありのままへと還っていく。それがこの世の妙だと思う。

先日、前の職場の先輩に遠隔ヒーリングをさせてもらう機会を得た。話が出た時は、女性性開花のパワーや、元気が出るようなヒーリングになるのではないか?と予想していたが、実際には、とても穏やかで優しくて温かい慈愛に満ちたヒーリングとなった。女性として生をうけた私たちの存在が、そのままでいいことを赦されていることが感じられるような、大きな愛によって傷が癒されていくような、そんなひとときだった。

先輩とヒーリング後に感想を電話で話し合ったのだが、色んな話に発展して、最後の方に先輩が放った言葉があまりに印象的だったのでここに残したい。

 

でも、本当の自分を知って受け入れることができた人は、本当に強い人間です。

 

…いつの間にか自分も、強い人間になれていたらいいな、って思った。

 

 

 

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