シュリ日和

まいにちに生きる

予祝

旧暦元旦に加え、水瓶座新月


新しいはじまりのとき。


予祝祭り!

勝手に予祝祭りをはじめた。

2月に入ってから、もう12日も経ってるなんて信じられないスピード感だ。


昨日、今日は特に、夢やいろんなところから大事なメッセージが届いている。

ビッグリターンを受け取ると決めたら、バレンタインのお菓子はもらうし、マリアージュフレールの紅茶は届くしで、素敵なお茶会の思い出も増えていく。

譲り受けた当初、わたしには不釣り合いと思われたアラビアの食器やイギリスのティーカップも、今では自分に馴染み出した。いいものを手にすると、いいものに釣り合う自分に自動的に引き上げられていく。


……わたしは一昨年の7月から12月まで、無職の半年間を過ごした。

その時やっていたことは、毎日ブログを書くことと、''ありがとう日記''をつけること、散歩、神社めぐり、などなど。


あの半年は、長い年月の間に、自分に染み付いた垢を落とすため、ひたすら浄化の日々を過ごした。

楽しく嬉しい体験もしたし、同時に、過去の記憶に苦しめられた時もあった。『本当にこのままで大丈夫だろうか?』と、何度も何度も思ったし、不安に押し潰されそうな夜もいくつも超えた。


けれど、そんなリアルな日々をブログに書き続けることで、わたしは頼りない自分の心を保っていたように思う。

本当に少しずつだったけど、徐々に本来の自分とはどんな姿かが見えてきて、銀行口座の残高が1万円を切るところまで落ちた頃には、何かが変わり始めていた。


あの頃のわたしが掲げたスローガンは、''無職なのに優雅''というもので、黙っていれば、他人には無職なんて絶対に思われないほど優雅に振舞って生きてみせよう!なんて、アホみたいな遊びを心の中でひとり密かに楽しんでいた。

正直、わたしの思惑通り、無職なんて思われたことも無かったし、マジで優雅に思われたりして、ちょっと可笑しかった。

だって、銀行口座の残高は1万円を切っていたんだから。笑


そんな空白の半年のおかげで、だいぶ幻想から目を覚ますことができたと思っている。その後も様々な紆余曲折を経て、めでたく2021年を迎えた。


今でもわたしは、わたしの選んだ生き方を紙一重だと自覚しているし、これから先のことは、まだわからないのが本当のところではあるが、ひとつだけ確かなことは、自分で自分の生き方を選択できなかった10年前よりも、今の方がずっとずっとずーっとしあわせだということ。

全てを自己責任と認めてからの方がよっぽど潔く清々しい生き方ができている。

究極ダメになっても、人任せの人生をただ死んだように生きていくよりは、わたしにとっては、こっちの天国か地獄か、のような人生の方がきっと嬉しいんだろう。


だから、ここまできたら、あとは何が起きても大きな括りで見れば喜びでしかない。


なぜ今この話をしているかと言うと、もしかしたらわたしの経験が、あなたの心を少しでも軽くすることができるかも知れない、と感じているからだ。

見当違いならそれはそれでいいし、あなたがどんな経緯でこのブログを見てくれているかはわからないが、これも何かの導きかも知れないから。


どんなカタチでも、みんなで協力し合って、この歪な世の中を、大きな時代の転換期のいま、時代と時代を渡っていけたら、と願っている。






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可愛い赤いものたち