シュリ日和

まいにちに生きる

上手くなりたい


ひとりカラオケには飽きてきたが、歌が上手くなりたい気持ちはなくならない。
どうしてわたしが歌が上手くなりたいと思うようになったかには、3つ理由がある。

ひとつは、歌が好きだということ。

もうひとつは、自分の声を好きになりたいということ。

さらには、歌が上手い人が歌っている時、とても気持ち良さそうで、あの気持ち良さそうな状態を体感してみたいということ。


わたしは昔から自分の声が嫌いだった。
特におとなになってからは、自分の声を聞く機会がある度に、『ホントあたしの声って、こどもみたいな声だなぁ、、』と、わたし好みの大人っぽいセクシーな声の人と比べて、いつもガッカリしていた。
だけど、どんなに好きな声に憧れようと、わたしはこの声とずっと付き合っていくしかないのだ。
…ということは、自分の声を好きにならない限り、永遠に自分にガッカリし続けなければならないではないか。
それはかなり辛い。

解決策は、自分の声を好きになるための訓練を積むことだ。必要なのは、見たくないもの(聞きたくないもの)を直視する勇気と、積み重ねる努力。
実践してきたことは、ひとりカラオケの他に、ボイスレコーダーに音声日記(ひとりごと笑)を録音して聞くこと。始めてからかれこれ、2年弱経つ。

そして、そんな訓練の甲斐あってわたしは、自分の声が大嫌いだった頃と比べて、だいぶ自分の声に慣れた
そして、今では寧ろ気に入り始めている。
すごい進化だ。
ひとつはほぼクリアした。

あとは、歌が上手くなり、気持ち良く歌う状態を味わうことだ。
これにはまだ訓練が足りない。自分が目指す気持ち良く歌う状態は味わえていない。
多分、気が済むまでは続けるのだろう。

そんなことを思っていた最中、優秀なカラオケのアプリを見つけた。
まずこのアプリの良いところは、簡単に高得点が出るところだ。そして、エコーがしっかり効いた、何となく上手いじゃん!?という錯覚を起こさせてくれる自分の歌声を聞き直すことができる。
わたしがカラオケのアプリを考案するなら、このアプリのように、絶対に簡単に高得点が出るようにすると思う。何故なら、歌ってる人がいい気分になればそれでいいと思うから。
現に、カラオケのアプリで、評価が低いもののレビューを見ると、だいたい、得点に対する文句が多い。みんないい気分を味わいたいんだよ、きっと。
わたしが見つけたアプリは、そこんとこをちゃんと熟知していると見える。

いやはや、ものすごくアッサリと、気持ち良く歌う状態を勘違いだとしても味わえてしまった。わりと満足。

あとは、好きな時に、好きな歌を、気ままに歌う自由を楽しみたいと思う。

最後に、歌に関するエピソードをひとつ披露したい。
あれは、中3のとき。
最後の合唱コンクールでいい成績をおさめようと、わたしはクラスのみんなに声をかけて、朝練などをするほど気合いを入れていた。クラスメイトの合唱コンクールに対する想いの温度差は恐らく、0度からわたしの100度まで、相当開きがあったことに当時は気づけず、みんながわたしのように熱意があると思い込んでおり『絶対優勝しようね!』と、心をひとつに(残念ながら思い込みだった…)本番を迎えた。
わたしはもちろん全力で歌った。
8クラスの中で優勝を狙うのだ。全力を出し切らずして、なせるわけがない。
歌っている時は夢中で自分たちの声をちゃんと聞き取ることができなかった。ただ、結構うまかったんじゃないかな?と、他のクラスの歌を聞き終わっての自己評価は高かった。しかし!!!結果は3位にも入らず。
腑に落ちなかった。あんなに頑張って歌ったのに…。
そして、合唱コンクールも無事にお開きになった後、他のクラスの仲いい友だちから『A組、ほとんどシュリの声しか聞こえなかったよ笑笑』と、言われ、そこで初めてわたしは、自分とクラスメイトとの温度差を実感したのでありました、とさ。

チャンチャン ♬︎





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恥ずかしいけどこれがわたしのコア!