真夜中に白昼夢のような
せかいに迷い込んで
白白と空が朝を迎えるのを
待っていた
言葉がどうにも生まれてこない
理由は
僕は僕を失いつつあるからで
これから何処へ行くのかは
もう僕の知る由もない
大きいのか小さいのか
わからないけど
いつの間にか
ひとつの舟に乗せられて
海へと流されている
地球の哀しみを
撫でるかのように
波に手を委ねる
君がいま
僕のそばにいたら
In my life
アイラブユー
アイニージュー
どうして
僕は僕なんだろう
どうして
君は君なんだろう
アフリカの奥地にある
信じられないくらい
青く蒼く光る湖を
悠々と泳いでる
カバの家族なんかを
思い出していた
だから
言っただろ
僕は頭がおかしいんだって
それでも君は
そんな僕を
ただ笑ってくれたから
だから
だからさ
たったそれだけのことが
僕を生かしてたんだって
勝手に溢れる涙に
気づかされてしまうんだ
君を探して