シュリ日和

まいにちに生きる

いい方に



6月の半ば頃、家の壁にとつじょムカデが現れたことがあった。


ここには4年ほど暮らしているが、ムカデにはただの一度も遭遇したことなどなく、『一体どこから?!』といった疑問と、レア過ぎる事態に頭はプチパニックを起こした。

咄嗟に思いついた、乾かしていた牛乳パックの上部を切り取り、ムカデの進行方向にパックをあてがい、前にしか進めないムカデの特性に合った捕獲方法で、無事箱の中に入ってもらうことに成功したわたしは、そのまま物凄い勢いで外に飛び出し、パックごと、おもてに放り投げた。

そして、ムカデはそのまま外へと逃げていった。


虫が苦手なわたしにとって、それは本当に怖い出来事で、しばらくの間、興奮冷めやらぬといった状態だったが、落ち着きを取り戻してから一応ムカデについて検索してみることに。

すると、ムカデ情報(虫の知らせ的な)のなかに、何やらとてもポジティブなものを発見。

百足は毘沙門天(七福神のひとり)の遣いで、金運を運んでくることや、前へしか進めない(後退できない)ことから、物事の前進などのメッセージがあるという。調和や協力というキーワードもあった。


え?ムカデめっちゃいいじゃん♡


単純なわたしは、恐ろしいムカデとの遭遇をこのように一瞬でハッピーな出来事に変換した。自分にとっていい情報を採用する。それが明るく生きるコツでもある。

その後、ちょっとした予兆と思われることが現実にあらわれ出し、遂にはお金の話まですることに発展し、今日に至る。


完全にムカデの導きと思われる。


百足さん、その節は外に放り出してごめんなさい。素敵なメッセージをありがとうございました。そんなことを心で呟き、手を合わせる。


考え方ひとつで、色んなことが変わってくる。


もしもわたしが当初感じた、害虫であるムカデが家に現れて最悪!の気持ちのまま、この出来事を終わらせていたとしたら、そのあとの展開は無かっただろう。寧ろ、嫌な気持ちになる出来事が連鎖して起きたかもしれない。

物事をいい方に変換する癖をつけることで、そのあとが決まる。波動も落ちない。


あなたにもぜひ採用してみて欲しい。




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揚げバターなる悪魔のおやつ🍩