シュリ日和

まいにちに生きる

金色







素直になれなかったのは
愛されていると思えなかったから
そう感じていたじぶんを
ずっとほんとうのわたしと思っていた






あなたと出会ってから
はじめて知った沢山の悲しみを
ひとつひとつ大切に心の中心にかき集めて
誰からももらえなかった優しさを
水のように絶えず与え続けた
それはまるで
あなたがわたしにいつも語りかけてくれた
激しくも優しいメロディーのようだった






''貴方じゃなきゃ駄目だ''


いつだったか観たドラマの台詞
あなたと会ってから、いつも思い出していた






どうしてわたしたちは出会うのだろう
こんなにも不確かに
どうしてわたしたちは迷うのだろう
こんなにも確かな愛に






わたしが生まれてきた理由
いま息をしている理由
あなたという愛のなかに
全ての鍵がある






閉ざされた扉の向こうの景色を
描くのはこれから






まだ知らない、見たことも無い
金色の光に満ちた世界を始めるのは
ふたりで一緒に






夏は今
始まったばかり








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好きなように叫ぼう