どういうわけか
あなたに会う日は
気づくといつも満月で
月の引力が
わたしたちを
近づけては遠ざけた
強い風が
胸の真ん中を吹き抜けてく
不思議な感覚
あなたもわたしも
人間だけど
人間だけじゃなくて
知ってる力の全部を
使う術なんて
まだ持ち得てなくて
あの時も
あの時も
あの時でさえ
いつかのわたしたちが望んだ
すべてだったこと
今ならわかる
''来世でもきっと出会う
科学的にいつか証明される''
なんて書けるなんてさ
宇多田は思い出したのかな
わたしたちは
まだ何も始まってなくて
それと同時に
もうとっくの昔に始まっていた
ネイティブが
7世代先のことを考えた
7世代目がわたしたち
最期の戦士
虹を心に描くことが
唯一の使命
近づいていく